大蔵山スタジオの石塔

創作洋型石塔

全体を水磨きで仕上げ
森の中に佇んでいるような静かな墓所をつくる

静謐にして重厚な存在感を呈する、大蔵山スタジオの墓石を代表するシリーズ「玄-くろ-」。四角形の部材すべての面を水磨きで丁寧に仕上げることで、緻密でマットな石肌に包まれた、今までにない表情の墓石をつくりました。写真のモデルは洋型。竿石や台の角に褐色の皮がくるように微妙な調整をしながら石取りし、切削、研磨しています。職人が丹精を込めて伊達冠石の内面の力を引き出した、石塔の新たな形です。

原石の褐色の肌が竿石や台、花筒の角に来るように、切削します。石肌近くは傷が多く、見極めが非常に難しいのですが、目利きの職人が石目を読みながら加工していきます。

花立、香炉、上台、下台、そして拝石はRとシャープさに変化をつけながら面取りし、水磨きの風情に合わせて全体の印象をやわらかく整えています。

マットな表情が魅力の水磨き。そのフィニッシュの仕方は職人の繊細な感覚が頼りです。伊達冠石に最適な水磨きを職人たちが試行錯誤してたどり着いた品格ある仕上げは、まさに大蔵山スタジオの技術の到達点でもあります。

大蔵山スタジオのつくるお墓